常夜鍋

どんなサービスでもそうだとおもうが、初めて利用するときというのは、肩に力が入る。

本当は書きたいことがあって、それを書こうと思って、はてなで日記を開設させてもらったんだけれども、その本当に書きたいものというのはどう頑張っても批判めいた文章になること必至で、そんな文章を開設後初エントリーとして掲げたくはない。そんな所詮自己満足にしか過ぎない自意識過剰な肩の力の入りかたではてなダイアリーを開設してみたわけだ。

まあ、とにかく。みなさん、はじめまして。

ということで、記念すべき第一回目の記事は、今日の出来事を食べ物を中心に愚にもつかない日記風に書いてみることにした。

今日は平日だけれども、俺もかみさんも仕事が休み。こんなの半年ぶりぐらいだ。平日だから子供は保育園に預ける事が出来る。預けてひさしぶり(子供が生まれてから初めてじゃなかろうか?)に二人っきりでデートでもしようやってんで、夫婦そろって子供を預けに行った。

俺としては「ちゃんとした洋食」が食べたい気分だったので、保育園に預けてからそのまま青山一丁目の駅から銀座に出て、なんだかんだと買い物しながら、お探しのページが見つかりません[食べログ]か、もしくはちょっと足を伸ばしてお探しのページが見つかりません[食べログ]で、ナポリタンとオムライスというもうどうしようもなくグズグズでベタだけどもある意味折り目正しい「洋食の昼ごはん」に浸りきりたかった。

しかし好事魔多し。預ける際の検温で、ガキが七度八分の熱を出してることが判明。判定ラインぎりアウトで預けられない! ってか預けられたとしても、あの熱だったら、デートどころじゃないですよ。結局家につれてかえって、二人で看病することにした。 昼飯も作ってると大変だから、なんか買って帰ろうってことになって、お探しのページが見つかりません[食べログ] でサンドイッチをテイクアウトにしてもらって、家で食べることにした。 しかしモルチェのあの雰囲気で、子づれがうろうろしてるのは、周りに迷惑だったな・・・ 

家かえってからも、子供はぐずるし、部屋は片付かないしで、全工程があたふたするという「家事の負のスパイラル」に陥ってしまい、なんにも物事が片付かない。 こんなときは、晩ごはんもちゃっちゃっと作れるのがいい。

で、奥さん。 そこで、常夜鍋ですよ。

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具は、ほうれん草・豚。以上。

出汁は、日本酒と水を1:1、そこにニンニクと生姜をひとかけづつ。以上。

たれは、レモンと醤油。以上。

ね、超簡単。

日本酒と水を土鍋に張って、ぐつぐついってきたら、ニンニクと生姜を入れる。 いい匂いがしてきたら、豚をしゃぶしゃぶっとやって、レモン醤油につけて食べる。 そのあと、ほうれん草を投入し、またしゃぶしゃぶ。次に豚。その後ほうれん草。またそのあと豚、ほうれん草・・・とどんどん食べられる。ってかとまんない。

10年前の自分に教えたい料理の始めかた – good2nd を読んで、「俺も料理はじめようかな・・・って思ってる人がいたら、是非このレシピを身に着ける事をお薦めします。 極めてシンプルな材料を極めてシンプルな方法で調理するから、敷居が低いよ! って意味じゃなく、「ちゃんと丹精込めて作られた材料を、台所でも手を抜かずにありがたく扱えば、きっちりした味が楽しめる」という「食べ物に対する基本的な心構え」が美味さとともに骨身にしみると思うんだ。

まあ、一度、お試しあれ。